前世療法の効果
こんにちは。クリアライトの今本です。
今回は、前世療法の効果についてお話ししましょう。その前に、まず「前世療法とは何か?」を簡単に説明しておきます。
前世療法とは
前世療法とは、ヒプノセラピー(催眠療法)の技法のひとつです。催眠状態に誘導したあと、潜在意識に埋もれているとされる前世の記憶をイメージとして呼び起こし、クライアントの心理的な問題の解決やヒーリングにつなげていく療法です。
このアプローチが広く知られるようになったのは、アメリカの精神科医であるブライアン・ワイス博士が著書を通じて紹介したことがきっかけでした。
前世療法のやり方
一般的な前世療法の流れは、以下のようになります。
■ 事前面談で、どんなテーマについて前世を体験したいか確認する。
■ 催眠に誘導する。
■ 潜在意識に「前世を思い出すように」指示する。
■ 前世のイメージを体験してもらう。
■ そこから得られた学びを整理する。
■ 催眠を解く。
わたしが実際に体験した前世療法の効果
◆ 意識のひろがりとリラクゼーションによるヒーリング効果
私自身、多くの前世療法を体験しています。その中でまず言えることは、身体と心が深くリラックスし、ストレスが解放されるというヒーリング効果です。
セラピストから「ヒーリングにつながる前世へ戻ってください」と指示を受けると、ギリシャ時代の情景が浮かび、私はそこで哲学者として教えを説いていました。太陽神を信仰し、その光に包まれたとき、心が解き放たれ、意識が大きく広がっていく感覚を体験しました。
催眠から戻った後は、全身が深くリラックスし、これまでにない心地よさを感じたのです。
◆ 罪悪感からの解放効果
人間関係における「なんとなくの罪悪感」が気になっていたとき、前世療法を受けました。すると私はイタリアで神父をしていた前世を体験しました。
敬虔であろうとする一方で、自然な欲求に揺れ動き、自分を責めるという強い罪悪感がありました。その感情が、現在の自分にも残っていたのです。
この体験を経て、「完璧を求めすぎなくていい」「自然な欲望を否定しすぎてはいけない」という学びを得て、心にあった重たい感覚がすっと消えていきました。
◆ 過剰なサービス精神(強迫観念)の解放
私は幼い頃から、人に「それいいね」と言われると、つい物をあげてしまう癖がありました。その原因を探るために前世療法を行ったところ、明治時代の女性としての人生が浮かびました。
兄を二人とも戦争で失い、「もっと何かをしてあげればよかった」という強い後悔が残っていました。その感情が、現在の「過剰に与えてしまう癖」と同じものであると気づいたのです。
最後に得た学びは、「何かをしてあげたいという気持ちだけで十分」。その日以来、私は自分の行動を以前よりしっかりとコントロールできるようになりました。
◆ 恐怖心からの解放効果(クライアントの例)
強い恐怖心で日常生活に支障をきたしていた年配の女性がいました。前世療法を行うと、彼女はキリストの時代に退行し、信仰ゆえの迫害を受けている場面を体験しました。
セッション後にいただいたメールには、「症状はほとんどなくなっています。本当に貴重な体験でした」と書かれていました。
前世療法の効果のまとめ
前世療法には、深いものから軽いものまで、さまざまなヒーリング効果が期待できます。
怒り、悲しみ、恐怖、傷心、罪悪感など、あなたの心身に影響を与えているネガティブなエネルギーを解放する手助けにもなります。
「前世のイメージは本物なのか?」という議論がありますが、それが真実かどうかとは別に、心理療法として大きな効果が得られるケースは多くあります。
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