ヒプノセラピー資格の種類と取得方法|NGH(米国催眠士協会)・ABH(米国催眠療法協会)・全日本ヒプノセラピスト協会の違い
ヒプノセラピー(催眠療法)の資格は、国家資格ではなく、世界各国に存在する民間のヒプノセラピスト団体によって認定されています。それぞれの団体が独自の基準や制度を設け、専門的な知識と実践的な技術を修得した人を「ヒプノセラピスト」として認定しています。
クリアライト・ヒプノセラピースクールでは、世界最大の会員数と最古の歴史を誇るNGH(米国催眠士協会)、アメリカで第2の規模を持つABH(米国催眠療法協会)、そして日本国内で広く活動を展開する全日本ヒプノセラピスト協会の、3つの国際的に認められた民間資格を発行しています。
これらの資格はいずれも、ヒプノセラピストとしての信頼性と専門性を高め、国内外で安心して活動を始めるための重要なステップとなります。目的やレベルに応じて、自分に最も適した資格を選びましょう。
NGH(米国催眠士協会)の資格について
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ABH(米国催眠療法協会)の資格について
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全日本ヒプノセラピスト協会(AJHA)の資格について
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ヒプノセラピスト認定資格の意義
ヒプノセラピー(催眠療法)は、大学や大学院の心理学部では体系的に学ぶことが難しく、伝統的な心理学教育に含まれることはほとんどありません。そのため、「心理学を専門的に学んだ人や医師だけが行えるのでは?」という誤解を持つ方もいますが、実際にはそうではありません。
ヒプノセラピーには、信頼関係の構築・催眠誘導・暗示の活用・イメージワーク・年齢退行・前世療法など、幅広い実践スキルが含まれます。これらは心理学の理論だけでは身につかず、体系的な学習と臨床経験を通じてこそ習得できる技術です。
このため、国際的にはヒプノセラピスト認定資格制度が整備されてきました。たとえば、NGH(米国催眠士協会)は1950年設立で、70年以上の歴史を持つ世界最大のヒプノセラピスト団体として、現在も国際的に認定資格を発行し続けています。
また、ABH(米国催眠療法協会)も1982年から活動を続け、独自の基準に基づく認定制度を運営しています。これらの資格は国家資格ではないものの、体系的に学んだ証であり、国際的に通用する信頼の裏づけとなります。
ヒプノセラピー資格の国際的な位置づけ
ヒプノセラピーは世界的に見ても国家資格としては認められていません。国によっては、ドイツやフランスのように医師や心理士など国家資格を持つ専門家のみが臨床で用いることを認めている国もありますが、基本的にはどの国でも民間資格として位置づけられています。だからこそ、信頼できる団体による認定資格が重要な意味を持ちます。
全日本ヒプノセラピスト協会(AJHA)は、アメリカの団体と比べると歴史は浅いものの、日本におけるヒプノセラピーの発展と普及を目的として活動しています。国際基準に沿った教育を日本語で受けられる環境を整え、卒業後も安心して活動できるよう継続的なサポートを提供しています。
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資格取得の意義まとめ
つまり、ヒプノセラピストの認定資格とは、単なる肩書きではなく「安心・信頼・体系的な学びの証」であり、プロフェッショナルとして活動するための確かな基盤なのです。
クリアライトが発行している世界的なヒプノセラピスト認定資格
NGH米国催眠士協会(National Guild of Hypnotists)の資格
NGH(National Guild of Hypnotists:米国催眠士協会)は、ヒプノセラピー分野で世界最大の会員数を誇り、最も長い歴史を持つ国際的な民間団体です。1950年に設立され、現在の会長はドゥワイト・A・デーモン博士(Dr. Dwight F. Damon)。本部はアメリカ・ニューハンプシャー州メリマックにあります。
NGHは、世界各国のプロフェッショナル・ヒプノセラピストの育成と教育を目的に、体系的なトレーニングや継続的サポートを提供しています。
日本では、クリアライト・ヒプノセラピースクール代表の今本忠彦が、NGH米国催眠士協会から最高位マスタートレーナー(Master Trainer)として公式に認定されています。
当スクールでは、NGHの国際基準に沿った実践的カリキュラムを通じて、プロフェッショナルとして活躍できるレベルのヒプノセラピスト育成を行っています。
NGH米国催眠士協会認定ヒプノセラピスト資格
(NGH Hypnotherapist Certification)
この資格は、プロのヒプノセラピストとして独立・開業するための国際基準資格です。
ヒプノセラピーの基礎理論から始まり、暗示療法・イメージ療法・行動アセスメント・ゴール設定・ゴールイメージフォーカシング・年齢退行など、幅広い技術を体系的に学びます。
合計100時間のトレーニングを修了した方に、NGH本部より公式認定証が授与されます。
クリアライト・ヒプノセラピースクールでは、この資格を「10日間のプロフェッショナル講座」を通して発行しています。
NGH米国催眠士協会認定トレーナー(インストラクター)資格
(NGH Instructor Certification)
この資格は、NGHの公式トレーナー(インストラクター)として活動したい方を対象としています。
認定を受けることで、NGHが定める100時間の認定コースを主催し、自らヒプノセラピスト資格を発行する権限が与えられます。
取得には、すでにNGHヒプノセラピスト資格を保持し、1年以上の実務経験があり、さらにマスタートレーナーの指導による公式講座を修了することが条件です。

クリアライト・ヒプノセラピースクールでは、この資格を「5日間のNGHトレーナー講座」を通して発行しています。
ABH米国催眠療法協会(American Board of Hypnotherapy)の資格
ABH(American Board of Hypnotherapy:米国催眠療法協会)は、20世紀を代表するヒプノセラピストA.M.クラズナー博士により1982年に創設された民間の専門団体です。創設当初は The California Board of Hypnotherapy として発足し、その後会員が全米・世界へ拡大したことに伴い、現在の名称 The American Board of Hypnotherapy に改称しました。現在は世界各地に会員・提携教育機関が広がり、NGHに次ぐ規模のプロフェッショナル団体として実践的なカリキュラムを提供しています。
日本では、クリアライト・ヒプノセラピースクール代表の今本忠彦が、ABH米国催眠療法協会からマスタートレーナー(Master Trainer)として公式に認定されています。基礎から応用までを段階的に学べる体系により、初学者から指導者志望まで目的に応じた資格取得が可能です。
ABH米国催眠療法協会 ヒプノセラピスト認定資格
(ABH Hypnotherapist Certification)
この資格は、ヒプノセラピーの基礎理論と基本技法を修得した方に授与されます。日本では通常は2日間の基礎講座を通じて、催眠導入・暗示の活用・イメージワークなど実践的スキルを学びます。

クリアライト・ヒプノセラピースクールでは、この資格を「2日間のベーシック講座」を通して発行しています。
ABH米国催眠療法協会 マスターヒプノティスト認定資格
(ABH Master Hypnotist Certification)
この資格は、プロとしての開業・実務を見据え、基礎から応用まで幅広く修得した方に授与されます。履修の目安は90時間以上で、ケースワークやアセスメント、年齢退行などの応用技法まで段階的に学びます。

クリアライト・ヒプノセラピースクールでは、この資格を「10日間のプロフェッショナル講座」(国際基準100時間相当のカリキュラム)でカバーできる内容としてご提供しています。
ABH米国催眠療法協会 トレーナー認定資格
(ABH Trainer Certification)

この資格は、ABHの公式トレーナーとして認定講座を主催し、「ヒプノセラピスト」「マスターヒプノティスト」両資格の発行権限を持つための資格です。取得には、所定の前提資格と実務経験、そしてマスタートレーナーの指導による公式トレーナー講座の修了が必要です。
クリアライト・ヒプノセラピースクールでは、この資格を「5日間のABHトレーナー講座」を通して発行しています。
AJHA:全日本ヒプノセラピスト協会(All-Japan Hypnotherapists Association)の資格
全日本ヒプノセラピスト協会(AJHA)は、ヒプノセラピストがプロフェッショナルとして自立し、社会に貢献できる基盤を整えることを目的に設立された日本の民間団体です。創設者は今本忠彦(クリアライト・ヒプノセラピースクール代表)。国際基準に沿った教育体系を日本語で提供し、ヒプノセラピーの健全な発展と社会的信頼の向上を目指しています。
ヒプノセラピー先進国であるアメリカで培われた最新の知識と実践的スキルを積極的に導入し、日本のヒプノセラピー教育を国際水準へと高めていくことを使命としています。
そして、ヒプノセラピーを「学び」から「社会に貢献できる専門性」へと高めていくこと——これこそが全日本ヒプノセラピスト協会のビジョンです。
全日本ヒプノセラピスト協会は、NGH(米国催眠士協会)およびABH(米国催眠療法協会)の教育体系と理念を踏まえ、日本の文化や言語環境に適した形で再構築したカリキュラムを提供しています。
全日本ヒプノセラピスト協会 マスターヒプノセラピスト資格
(All-Japan Hypnotherapists Association Master Hypnotherapist Certification)
この資格は、全日本ヒプノセラピスト協会(AJHA)が認定する上級資格であり、所定のカリキュラムに基づき100時間のヒプノセラピートレーニングを修了した方に授与されます。
教育内容は国際的な基準に準拠しており、心理的支援・暗示療法・年齢退行・イメージ療法など、プロとしての臨床的応用力を養う実践中心の内容です。

クリアライト・ヒプノセラピースクールでは、この資格を「10日間のプロフェッショナル講座」を修了した方に発行しています。
講座修了後も、AJHAを通じて継続教育・スーパービジョン・情報交流などの支援を受けることができます。
ヒプノセラピー資格に関するよくある質問
ヒプノセラピーの資格は国家資格ですか?
いいえ。ヒプノセラピーは国家資格ではなく、民間資格です。NGH(米国催眠士協会)、ABH(米国催眠療法協会)、全日本ヒプノセラピスト協会(AJHA)といった信頼できる団体が、それぞれの基準に基づいて認定を行っています。
NGH(米国催眠士協会)とABH(米国催眠療法協会)の違いは何ですか?
NGHは世界最大規模で1950年設立、70年以上の歴史を持つヒプノセラピスト団体です。一方、ABHは1982年創設の団体で、短期間で基礎を学べる実践的プログラムを提供しているのが特徴です。
まったくの未経験でも資格を取得できますか?
はい、まったく問題ありません。心理学や医療の専門資格がなくても受講できます。初めての方には、2日間で基礎を学べるABH講座からのスタートをおすすめしています。
どの資格を取れば良いか迷っています。
目的に応じて選びましょう。
・まずは基礎のみを学びたい方 → ABH(2日間ベーシック講座)
・プロとして開業を目指す方 → NGH(10日間プロフェッショナル講座)
・将来講師を目指す方 → トレーナー講座(ABH/NGH対応)
ご相談いただければ、目的に合った講座をご案内いたします。
修了後のサポートはありますか?
はい。クリアライト・ヒプノセラピースクールでは、修了後も再受講制度、練習会など、継続的なフォローアップを行っています。卒業後も安心してプロとして活動できるよう支援しています。
現在募集中のヒプノセラピー資格講座
■その他、講座内容に関して、ご質問があれば、いつでも、お問い合わせフォームより、お気軽に連絡をください。















