ヒプノセラピーとNLPの関連性について

今日は、ヒプノセラピーとNLP(神経言語プログラミング）の関係性についてお話をしたいと思います。

NLPとは、１９７０年代に、アメリカ人、リチャード・バンドラーとジョン・グリンダーが言語学をもとに体系化し、さまざまな効果のある心理学を取り入れながら発展してきた、新しい形の実践心理学です。

現在のNLPの元となる、「魔術の構造（Structure of Magic1&2)」という本では、主に、家族療法のバージニア・サティアが使っていた、メタモデルと呼ばれている言語パターンが紹介されています。

また、ヒプノセラピーとの関連性からいうと、NLPは、催眠家のミルトン・エリクソンの影響と大きく受けており、彼の考え方とテクニックが採用されています。

なぜ、ヒプノセラピストはNLPを学ぶべきなのか？

そんなNLPですが、なぜ？ヒプノセラピストはNLPを学ぶべきなのでしょう？

その答えは簡単です。なぜなら、ヒプノセラピストはクライアントとのセッションに置いて、結果を出さなければならないからです。

そして、NLPは結果を出してきた心理療法家達のテクニックの集大成なので、当然、心理療法家として、ヒプノセラピストはNLPに熟知しなければなりません。

例えば、ヒプノセラピーの暗示療法は、言葉を潜在意識にインストールしていくことで、行動や心の状態に変化を与えます。

しかし、実際は、言葉には、必ず、心の絵が付随します。

例えば、あなたが　”バナナ”　と発声すると、これは音だけでは存在できません。

”バナナ”という言葉を発すると、必ず、心の中にはバナナの絵が出てくるでしょう。

この絵は、視覚、聴覚、体感覚で構成されているのですが、

このメカニズムを、NLPでは、内部表象という言葉を使って説明しています。

内部表象に変化を与えるテクニック

よって、もしクライアントに対人赤面症の人がいたら、

この人の心の中には、「人と会う時に赤面する」

という、心の絵がプログラムされています。

暗示療法は、クライアントの潜在意識に「あなたは人前で堂々とできる」

と暗示を与えますが、

実は、この暗示は潜在意識にプログラムされている

「人と会う時に赤面する」という絵に影響を与えます。

この原理が理解できれば、対人赤面症の人に対して、単に暗示を与えるだけでなく、

この絵に直接アクセスして、肯定的な変化を起こすことが可能になります。

これは、NLPでは、内部表象に変化を与える、というテクニックになります。

そして、このようなテクニックを暗示と同時に使うことで、

より大きな効果を出すことができるのです。

タイムラインセラピー®を利用して、年齢退行と前世療法の成功確率を上げる

ヒプノセラピーでは過去のトラウマの解消するために、

”年齢退行”や”前世療法”というテクニックを使います。

この方法は、昔から行われているテクニックであり、

過去のトラウマを効果的に解消することができるのですが、

タイムラインセラピー®を使うと、

さらに効果的に、過去のトラウマを解消することができます。

しかも、年齢退行ではなかなか探すのに時間がかかった、

最も古いトラウマを、

一瞬にして探し出すことができます。

ここにはテクノロジーの進化があるのです。

しかも、今世と前世のトラウマだけでなく、

ご先祖様から伝わるトラウマも癒すことが可能です。

この進化は、まるで、黒電話からスマホになったぐらいの進化だと言えるでしょう。

対人援助のプロを目指すならNLPは必須と言えるでしょう。

NLPを学ぶ利益を何点か説明してきましたが、

例えば、あなたのカウンセリングのスキルも、

メタモデルやミルトンモデル、

そして、アイデアの階層を知ることによって、

全くと言っていい程、違うレベルになるでしょう。

つまり、

NLPは、これまでに効果を出してきたセラピスト達や心理療法の集大成なので、

対人援助のプロは、当然、NLPを知るべきなのです。

NLPとは催眠という言葉を使わない催眠

NLPの創始者の一人であるリチャード・バンドラーは催眠のエキスパートです。

彼のトレーナートレーニングに参加した方はご存知だと思いますが、

彼はメタファーのループを使った催眠手法で、参加者をトランス誘導します。

また、彼の元で、世界で二番目にマスタートレーナーとして認定された

タッド・ジェームスも催眠のエキスパートです。

そして、彼は、「NLPは催眠という言葉を使わない催眠だ」だと言い切っています。

本場のアメリカでは、ヒプノセラピストのほとんどはNLPを学びますし、

NLPを学んでいるほとんどの人は、催眠を学んでいます。

催眠を論理的な視点で深く理解することができます。

クリアライトでヒプノセラピーを学んだ方のほとんどの方が

「ヒプノセラピーがこんなに地に足がついたものだとは思いませんでした。」

と評価してくれます。

これは、私自身が、NLPのマスタートレーナーであることと関係しています。

NLPの知識とテクニックを学んだおかげで、

催眠を理論的に説明できるからなのだと思います。

クリアライトでは、NLPを本格的に学びたいという方達の声に応えるために、

ヒプノセラピースクールと併用して、

NLPの講座も開催しております。

また、ここでこそっと自慢をさせていただくと（笑）

私はヒプノセラピーのマスタートレーナーとして紹介されることが多いのですが、

実は、日本ではまだ3名しか存在しない、

NLPのマスタートレーナーなのです。

日本においては、NLPはコミュニケーションのツールであるとか、

ビジネススキルを上げるスキルとして紹介されている場合が多いのですが、

元々のNLPは、効果を出してきた心理療法の集大成なのです。

クリアライトNLPコーチングスクールとは

クリアライトでは、特に心理療法家の知識とスキルの向上をテーマとした

本場のNLPをお伝えしています。

よって、現役のヒプノセラピストの方で、

更なる知識とテクニックの向上を目指している方は、

是非、クリアライトNLPコーチングスクールのサイトにご訪問していただければと思います。

あなたのヒプノセラピーの知識とスキルが、

NLPを学ぶことで最強のものとなることを祈っています。