世界基準のヒプノセラピー資格講座、クリアライト・ヒプノセラピースクール

クリアライトのヒプノセラピー資格講座
NGH米国催眠士協会とABH米国催眠療法協会のマスタートレーナーが教える、ヒプノセラピー資格講座です。 NGH米国催眠士協会とABH米国催眠療法協会のマスタートレーナーが教える、ヒプノセラピー資格講座です。

ヒプノセラピーで怒りをコントロールする|潜在意識から変えるアンガーマネジメント

ヒプノセラピーと宗教の違いを解説する記事のアイキャッチ画像

こんにちは。クリアライトの今本です。

「どうしてもあの人が許せない」「一瞬の怒りで人間関係を壊してしまった」……。

自分自身の怒りに振り回されて自己嫌悪に陥っている方は少なくありません。

また、セラピストとして活動されている方の中には、クライアントの強い怒りの感情を前にして、どのようにアプローチすべきか頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

今回は、ヒプノセラピー(催眠療法)の視点から、怒りの正体と、潜在意識を書き換えることで怒りに振り回されなくなる具体的な手法について詳しくお話しします。

この記事の執筆者

今本忠彦(いまもと・ただひこ)
CLEAR LIGHTヒプノセラピースクール代表
NGH米国催眠士協会(National Guild of Hypnotists) 認定マスタートレーナー
ABH米国催眠療法協会(American Board of Hypnotherapy) 認定マスタートレーナー
全日本ヒプノセラピスト協会(All Japan Hypnotherapist Association) 認定マスタートレーナー

2008年より、2,000名以上のヒプノセラピストを養成。
現在、CLEAR LIGHTヒプノセラピースクールにて、プロのヒプノセラピストを目指す方々に実践的な指導を行っている。
著書に『世界基準のヒプノセラピー入門(河出書房新社)』、
7日間で成功する自分になる!「ヒプノコーチング®」(さくら舎)』がある。
日本におけるヒプノセラピー教育の第一人者として活動中。

そもそも「怒り」とは何なのか?

私たちは日々、さまざまな場面で怒りを感じます。

しかし、そもそも「怒り」という感情の正体は何なのでしょうか?

仏教では、怒りは「煩悩(ぼんのう)」の一つとして、次のように非常に鋭く定義されています。

「物や人の悪い性質を誇張し、それを望ましくないと考え、それを傷つけたいと願う歪んだ精神的要因」

ここで重要なのは、怒りとは対象の悪い部分を実物以上に「誇張」して捉えてしまう、いわば「心のレンズが歪んだ状態」であるという点です。

一度怒りのスイッチが入ると、私たちは相手の欠点ばかりに焦点を当て、それを必要以上に大きく見積もってしまいます。

後悔しか残らない、不快な感情

私自身も、かつては非常に怒りっぽい性格でした。

若さゆえの血気盛んさもあり、一瞬の感情をコントロールできずに声を荒らげ、多くの失敗を重ねてきました。

しかし、これまでの人生をどれほど振り返っても、「あの時、もっと怒鳴っておけばよかった」と誇らしく思えたことは一度もありません。

怒りは、その瞬間こそ強いエネルギーを感じさせますが、収まった後には必ず「言い過ぎた」「あんな態度をとらなければよかった」という重い後悔と、言いようのない不快感をもたらします。

自分自身の心と体を蝕(むしば)み、大切な人間関係に亀裂を入れる。

それが怒りの持つ破壊的な側面です。

では、この「歪んだ精神的要因」は、私たちの身体にどのような悪影響を及ぼすのでしょうか。

次に、医学的な視点から見ていきましょう。

怒りが身体に与える影響

私たちは、誰かに親切をしたとき—たとえば電車でお年寄りに席を譲ったときなどに後悔することはまずありません。

むしろ、心に温かい感覚が広がり、清々しい気持ちになるはずです。

これは、脳内で「幸福ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンなどが分泌され、自律神経が整うからです。

しかし、怒りの場合は全く逆のことが起こります。

怒りは自分自身、そして相手に対しても、極めて不快で破壊的な影響を与えます。

自律神経を乱し、万病の元となる

自律神経研究の第一人者である順天堂大学の小林弘幸教授によれば、病気になりやすい人の感情パターンには明確な共通点があり、その筆頭に挙げられるのが「怒り」です。

激しい怒りを感じると、交感神経が過度に緊張し、血管が急激に収縮します。

その結果、血流が悪化し、免疫力は低下、心身に大きなダメージが蓄積されていくのです。

「怒りは万病の元」というのは、単なる格言ではなく、医学的にも証明されている事実です。

つまり、アンガーマネジメント(怒りのコントロール)ができるようになることは、単に人間関係を円滑にするだけでなく、自分自身の「命を守ること」に直結すると言っても過言ではありません。

では、この厄介な「怒り」という感情に対して、私たちはどのように向き合えばよいのでしょうか。

宗教的なアプローチから、ヒプノセラピー独自の技法まで、具体的な対処法を見ていきましょう。

怒りの感情を解放するためのアプローチ

世の中には「怒り」に対するさまざまな対処法があります。

たとえばキリスト教では「隣人を許す」ことが推奨され、仏教では「カルマ(業)」という考え方を用い、相手からされたことは自らが過去にまいた種が返ってきた結果だと捉えることで、執着を手放そうとします。

これらは非常に優れた智恵ですが、宗教的な背景がない方にとっては、日常で即座に実践するには少しハードルが高いと感じられることもあるでしょう。

そこで、私のヒプノセラピー・スクールでは、心理学的なアプローチである「知覚ポジション」や「エンプティチェア」といった具体的なワークを催眠下で行うことで、怒りの感情をより直接的、かつ劇的に緩和させていきます。

そして仕上げに「潜在意識」へ強力な暗示を浸透させることで、怒りにくい心へと再構築していきます。

【実践】ヒプノセラピーによる怒り解消のプロセス

私が指導させていただいている講座では、以下のようなステップで潜在意識の深い領域へアプローチし、怒りの根本原因を解消していきます。

  • 催眠誘導 2日間のベーシック講座
    まずは深いリラックス状態を作り、潜在意識の扉を安全に開きます。これは全てのワークの土台となるスキルです。
  • エンプティチェア(空の椅子) 10日間のプロフェッショナル講座
    イメージの中で目の前に空の椅子を用意し、怒りの対象(相手)を座らせます。
  • 感情の徹底的な吐き出し 10日間のプロフェッショナル講座
    普段の生活では抑え込んでいる怒りの言葉や感情を、イメージの中の相手に対して全て安全に吐き出します。
  • 知覚ポジション(視点移動) 10日間のプロフェッショナル講座
    「意識を相手の中へ入れる」という暗示を用い、相手の立場から自分を見つめ直します。これにより、主観的な怒りのバイアスを外していきます。
  • 対話の反復と気づき 10日間のプロフェッショナル講座
    自分と相手の立場を何度も行き来し、対話を繰り返します。このプロセスで、相手の隠れた事情や、自分自身の誤解に自ら気づき始めます。
  • 学びの統合と要約 10日間のプロフェッショナル講座
    ワークから得られた深い「気づき」をセラピストが要約し、クライアントの潜在意識に新しいリソースとして定着させます。
  • 暗示のインストール 2日間のベーシック講座
    最後に、日常生活で怒りに振り回されないための「新しい行動指針」を暗示として潜在意識に深く刻み込みます。

このように、単に怒りを「我慢する」のではなく、プロセスを経て「怒りの原因となっていた心の歪みそのものを修正する」のが、クリアライトのヒプノセラピーの特徴です。

【動画解説】怒りの正体と「忍耐」がもたらす美しさ

私自身が怒りをコントロールできるようになった実体験や、なぜ「怒るほど人は醜くなる」のか、そして「忍耐」がどのようにあなたを美しく変えていくのかを動画で詳しく語っています。記事の内容と併せてご覧いただくことで、より理解が深まります。

潜在意識を書き換える「魔法の暗示」

怒りに対処するための非常に効果的な暗示文をご紹介します。

これは、怒りを「成長のエネルギー」へとリフレーミング(再定義)する強力な言葉です。

【怒りを感謝に変える暗示】

私をイライラさせてくれる人は、私にとっての『宝物』だ。なぜなら、その存在があるからこそ、私は自身の『忍耐力』を鍛えることができるからだ。

忍耐力を養うことで、私の心はどんどん強く、そして美しく磨かれていく。

私を褒めてくれる人は気分を良くしてくれるが、そこから学べるものは少ない。彼らは私のプライドを増幅させ、私を傲慢にしてしまうかもしれないからだ。

よって、私をイライラさせる人に会った時は、『素晴らしい成長の機会に恵まれた』と心から感謝しよう。そうすることで私は、人としてより強く、より優しく成長していける。

この素晴らしい機会に、心から感謝しよう。

この暗示がなぜこれほどまでに強力なのか。

それは、潜在意識に対して「不快な相手」を「自分を強くしてくれる協力者」へと認識を180度転換させてしまうからです。

このレベルの暗示を使いこなせるようになると、日常のストレスは驚くほど軽減されます。

【体験】怒りを静め、内なる美しさを引き出す誘導瞑想

怒りの「火」を静め、あなたの中に「忍耐という美しさの水」を満たしていくための誘導瞑想をご用意しました。 動画の後半(7分30秒あたり)から催眠誘導が始まります。「深い潜在意識へのアプローチ」の一端を、ぜひ安全な環境で体感してみてください。

※催眠誘導が含まれます。運転中や機械の操作中のご視聴は絶対にお控えください。


クリアライトでは、今回ご紹介したような「暗示法」の基礎を2日間で学ぶコースから、高度な心理技法をマスターする10日間のプロフェッショナルコースまで、目的に合わせたカリキュラムをご用意しています。

よくある質問(FAQ)

催眠状態で怒りを思い出すのは、さらにイライラを増幅させませんか?

ご安心ください。ワークは「安全な空間」をイメージの中で構築した上で行います。ただ怒りを再体験するのではなく、セラピストの誘導により客観的な視点(知覚ポジション)に切り替えるため、ワークが終わる頃には不思議と心が軽くなっているのを感じていただけます。※この高度なワークは10日間講座で習得します。

自分自身が怒りっぽいのですが、2日間のベーシック講座でも効果はありますか?

はい、非常に有効です。2日間の講座では、深いリラックス状態へ導く催眠誘導や、肯定的な暗示のインストール、心を癒やす「光のイメージ」の活用法を学びます。アンガーマネジメントに特化した専門ワークは10日間講座の範囲ですが、2日間で「深いリラックスと心の静寂」を体感できるようになるだけでも、日常生活での感情の波は驚くほど穏やかになります。

10日間の講座で学ぶ「エンプティチェア」は、初心者でも習得できますか?

もちろんです。クリアライトのカリキュラムは、段階を追って技術を積み上げていく設計です。初心者の方でも、最終的には複雑な感情を抱えるクライアントに対して、今回ご紹介したような高度な心理技法を自信を持って使いこなせるレベルまで、丁寧に指導いたします。

本格的な「自己催眠」を学びたい場合はどちらの講座ですか?

本格的な自己催眠のマスターは、10日間のプロフェッショナル講座でじっくりと取り扱います。まずは2日間で催眠の基礎とリラクゼーションを体験し、その後に10日間へ進むというステップも、多くの受講生に選ばれているおすすめのルートです。

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