世界基準のヒプノセラピー資格講座、クリアライト・ヒプノセラピースクール

CLEAR LIGHT Hypnotherapy
NGH米国催眠士協会とABH米国催眠療法協会のマスタートレーナーが教える、ヒプノセラピー資格講座です。 NGH米国催眠士協会とABH米国催眠療法協会のマスタートレーナーが教える、ヒプノセラピー資格講座です。

クリアライト・ヒプノセラピースクール公式ブログ

前世療法で前世が見えない理由

2017年8月11日

マスタートレーナー今本忠彦この記事の執筆責任者:クリアライトヒプノセラピースクール代表:今本忠彦世界最大級の会員数と最も長い歴史を誇る米国のヒプノセラピストのプロ団体、NGH米国催眠士協会(National Guild of Hypnotists)のマスタートレーナーとして活動中。前世療法に関しては、前世療法の世界的権威、ブライアン・ワイス博士のプロフェッショナル講座を卒業。2009年より現在まで、800名を超えるプロのヒプノセラピストの養成実績を誇る。執筆書に、『世界基準のヒプノセラピー入門(河出書房新社)』がある。

前世療法で前世が見えない理由とは?

 

前世が見えない

クリアライトの今本です。

まずは結論から言いますと、前世療法で前世が見えない、ということは、まずあり得ません。

しかし、あなたがもし”見えない”人であるのなら、それには理由があります。

 

前世は必ず見ることができます。

前世体験

前世療法に関しては、”しっかり指示に従ってくれさえすれば”、必ず前世を体験することができます。

しかし、そんな私でも、もちろん、はじめは、上手く見せられないことがありました。

しかし、今は、どんな方がこられても、指示にさえ従ってくれれば、

100%、前世体験をしていただき、最後は、癒しを体験していただいています。

では、前世をしっかり見させるヒプノセラピストと、失敗してしまうヒプノセラピストの差は何なのでしょうか?

 

基礎知識とスキルの不足

基本知識とスキル不足

ヒプノセラピスト間のテクニックの差ですが、わたしなりの表現をさせていただきますと、

親知らずを上手に抜く歯科医と、上手でない歯科医の違いによく似ています。

これはかなり昔の話ですが、埋没した親知らずを抜くために、ある歯医者様に見てもらったことがあります。

一本抜くのに、1時間以上の時間がかかりまして、それでも完全に抜くことができません。

どうすることもできないので、親知らずがまだ半分残っている状態で中断されました。

その歯科医の説明によると、

「君の歯はあまりにも丈夫すぎるので、抜くことが難しい」ということでした。

しかし、私としては、そんな中途半端な状態で中断されたために、2、3日間、顔は大きく腫れるし、、、

かなりつらい思いをしました。

しかし、なんとかしなければいけないと思い、必死になって、うまく抜いてくれそうな歯科医をネットで検索したのです。

 

熟練したスキル

熟練したスキルと経験

ネットで調べていると、「私はどんな親知らずでも5分あれば抜きます!!!」

という、ホームページ上で、かなり自信満々な宣伝をしている歯科医を見つけました。

藁をもつかむ気持ちで、メールで相談して、すぐにそこにお世話になったのですが、

なんと!!!たった5分で、気持ちよく、スパって抜いてしまったのです!!!

しかも、ほぼ無痛。これには驚きましたし、感動しました。

「こんなに上手く、しかも、痛みもなく、スパッと抜いてくれるなんて。」

感謝、感謝の気持ちしか出てきません。

そこで、思ったのは、このスキルの差は、一体何だったのか?

おそらく、経験の違いもあるのかもしれませんが、これはおそらく、

親知らずを抜くと言うことの本質が、しっかりわかっている方であったのではないかと思います。

そこに、たくさんの経験を積まれ、このような完成したスキルが生まれたのだと思いました。

 

前世療法の本質の理解と基本スキル

前世療法のセッションの写真

ヒプノセラピーを通して前世イメージを上手に引き出すことも、先ほどの歯医者の話と似ています。

では、どうすればしっかり前世イメージを見ることができるのか?

そのためには、まず、前世療法を通して体験する「前世」のイメージとは何なのか?

その本質をしっかり理解しなければなりません。

なぜなら、ほとんどの方は、催眠トランス中に体験する「前世体験」に対して、過度すぎる期待をしているからです。

よって、前世療法を受ける前の事前説明時に、ここをしっかり説明しなければなりません。

ほとんどの方は、催眠状態という現実離れした状態で、「前世体験」という、非日常的な、神秘的な体験ができると期待しているのです。

この期待こそが、そもそも間違った期待であり、前世を見ることができない大きな要因になっています。

 

前世療法はアクティブ・イマジネーション

直感で答える

例えば、今、この記事を読んでいるあなたに、「もし、今の人生の前に、前世を生きていたとすれば、

あなたはどこの国、あるいは、地域に住んでいたと思いますか?」と質問をすれば、

あなたはきっと「わからない」と答えると思います。

当たり前ですよね。こんなことは、いくら頭で考えても、わかるはずないでしょう。

しかし、「適当でいいから、直感を使って答えてください。間違っても大丈夫ですから、とりあえず、答えてください。」

といえば、どこかの国や地域を答えるしかありません。

するとあなたは、「適当に答えたけれど、これがあっているとは思えない。」というかもしれません。

しかし、そんなことはどうでもいいのです。

簡単に言えば、これが、アクティブイマジネーションです。

しかし、ここでもしあなたが、「わからない」と言えば、それは私の指示に従っていません。

なぜなら、私は間違ってもいいので、とにかく答えてください、と指示したからです。

これがアクティブイマジネーションの引き出し方です。

ちなみに、前世療法とは何なのか?その本質について、詳しく知りたい方は、是非、私、今本が以前に書いた、前世療法を詳しく説明したページがありますので、ここをご参照くださいませ。

その信憑性を問う必要はありません。

信憑性はどうでもいい

上記でやったことを、深い催眠状態、つまり、眠りにつく前のような、少しウトウトした状態で行います。

そして、国のイメージが出てきたら、次に、「その時、あなたは男だったのか、女だったのか」と聞いてください。

もし「わからない」であれば、「それは当たり前です。そんなのわかるはずがないですよね。そんなことは私もよく理解していますよ。しかし、わかるとすれば?でいいですから、直感的に答えてください。」と指示します。

クライアントは、自分が勝手に創っているイメージだと思うでしょう。しかし、それでも問題ありません。

なぜなら、他のイメージも創ることもできたのに、なぜか、そのイメージを創ったからです。

これが、アクティブイマジネーションです。

アクティブイマジネーションでは、どのようなイメージが出てきもて、それが正しいのです。

いちいち、「これは間違った空想だ」とか、「このイメージは本当に前世のイメージなのだろうか」と考える必要はありません。

 

 

前世療法は見るだけの体験ではありません。

見るだけの体験ではない

前世体験は、”見る”だけの体験ではありません。

人が目を閉じてイメージを形成するときに、主に、3つの主要な感覚器官を使います。

それは、”視覚” と、”聴覚”と、”体感覚”です。

そして、人が目を閉じて前世を体験するときも、得意とする感覚器官があるのです。

視覚が得意な人は、全体の40%。

聴覚が得意な人は、全体の20%、

そして、体感覚が得意な人は、全体の40%です。

もしあなたが、視覚が得意な人なら、前世イメージが「見える」かもしれませんが、

なんと、60%の人は、前世イメージを”見る”ことができないのです。

ある人は、紙芝居のような絵が一枚、頭の中にあるだけで、あとは、感覚的に前世のストーリーを把握する人がいます。

また、ある人は、音を頼りにストーリー展開させていく人もいます。

なので、もし見えないのなら、

「見えなくてもいいので、そのストーリはどのように展開していくのでしょうか? 感じるままに教えてください。」

と指示します。

例えば今、目を閉じて、1週間程前に体験したことを再現してみてください。

あなたはどの感覚を使って、その体験を再現させましたか?

そのイメージが見えますか?あるいは、見えないけど、聞こえますか?あるいは、感覚的にわかりますか?

あるいは、動いていますか?止まっていますか?

あるいは、紙芝居のような絵があって、それを頼りに体験していますか?

前世イメージにはたくさんの歪みがあります。

前世療法のブライアン・ワイス博士

ブライアンワイス博士は、彼の著書、”前世療法2”の中で、

催眠中に体験する前世のイメージにはさまざまな歪みがあると言っています。以下の引用を参照してください。

 

「例えば、ある人を子供時代まで退行させて、幼稚園のことを思い出すよう指示すれば、当時の先生の名前や自分の服装や壁に貼ってあった地図、友達のこと、教室のみどり色の壁紙などを思い出すかもしれない。

そして、そのあとでいろいろ調べてみると、幼稚園の壁紙は本当は黄色だったこと、緑色の壁紙は小学校一年生の時のことだとわかった。しかし、だからといって、その記憶は間違ったソースから来ている記憶とは言えない。

同じように、過去世の記憶は一種の歴史小説といった性格をもっており、お話はファンタジーや創作、ゆがみ等が一杯あるかもしれないが、その核心は しっかりした正確な記憶であり、それらの記憶はみんな役に立つもの。なぜかというと、真実はその中にあるからであり、これと同じ現象は夢の中でも、今生での過去への退行の場合にも起こることである。」

前世療法2―米国精神科医が挑んだ、時を越えたいやし〈2〉』ブライアン・L. ワイス, PHP研究所より引用

 

このように、前世イメージには、そもそもたくさんの歪みがあるのです。

よって、前世体験中はしっかりセラピストの指示に従って、

最後までやり終えることが重要です。

見えなくても大丈夫なので、

聴覚的に、または、聴覚的に、または、感覚的に、

適当でもいいし、例え、「私が勝手に作っているイメージ」

と思っても、最後までやり切ってください。

すると、どこかで感情的な出来事に出会うかもしれませんし、

後で振り返った時に、驚くほどの発見があるかもしれません。

前世を見ることに対する過度な期待

過度な期待

「前世療法を受けたけど、前世が見えなかった!」という方のほとんどは、

前世体験に対する過度な期待から来ています。

前世療法を体験したことがないにも関わらず、

「前世体験とはこうあるべきだ!」という、非現実的な理想があって、

その理想と、実際に前世体験をした時のギャップが大きいために、

「見えない!」と言われる方がほとんどです。

よって、ヒプノセラピストは、前世療法がどういうものなのか?をしっかり説明すること。

そして、どのような形で前世体験をするのかをあらかじめ、しっかり説明しなければなりません。

そして、前世イメージを引き出すときの質問力を磨かなければなりません。

物語をどのように引き出せば、クライアントの潜在意識の中にある、純粋な前世イメージを引き出すことができるのか?

スキルと経験を積めば、まず、「見えない」と言われることはあり得ないでしょう。

もし、あなたがこれまでに何度も前世療法を受けたにも関わらず、

全く見れなかった!ということであれば、

是非、クリアライトのセッション用の、こちらのサイトにアクセスして、

前世療法を体験してくださいませ。

また、このスキルをしっかり学び、

将来はプロのヒプノセラピストを目指したい方は、

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本場仕込みの前世療法のスキルの全てを、しっかりお伝えします。

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