デーブ・エルマン
2012年5月1日
この記事の執筆責任者:クリアライトヒプノセラピースクール代表:今本忠彦世界最大級の会員数と最も長い歴史を誇る米国のヒプノセラピストのプロ団体、NGH米国催眠士協会(National Guild of Hypnotists)のマスタートレーナーとして活動中。前世療法に関しては、前世療法の世界的権威、ブライアン・ワイス博士のプロフェッショナル講座を卒業。2009年より現在まで、800名を超えるプロのヒプノセラピストの養成実績を誇る。執筆書に、『世界基準のヒプノセラピー入門(河出書房新社)』がある。
5月1日。
今年も早いもので、
もう5月。
仕事の方は、なんとか順調に進んでいる。
パーソナル・セッション、そして、スクールでのトレーニング。
今日は、久しぶりの休みなのだが、
やはりどうしても、ゆっくりできない。
というか、時間があれば、まず、やりたくなるのは、
催眠、あるいは、NLP関係の本を読みたくなる衝動に駆られる。
おそらくこれは、セッションやトレーニングを通して、
『もっと質の高いものを提供したい。』
という、職業的な責任感みたいなのも、、、、
なのかもしれないが、
それよりも、何よりも、
私自身が、催眠やNLPのことを、
ただ、『もっと知りたい』
というか、
そういう好奇心が、
わたしをそうさせる、
のである。
とにかく、催眠や、NLPっていう分野は、
本当に、おもしろい!!
そう。
おもしろいのである!!!
ただ、純粋に面白い!!!
そして、催眠に関して言えば、
たくさんある本の中でも、
特に紹介したい本として、
私自身、
何度も何度も繰り返し読んでしまう本がある。
それは、デーブ・エルマンが著した
HYPNOTHERAPY
という本。
彼の名は、
わたしが催眠を習い始めたことから、
ちょくちょく聞いてはいた。
そして、前世療法で有名な、ブライアン・ワイスのプロフェッショナル
トレーニングでも、彼の誘導法が紹介されていた。
それで、ヒプノセラピストとして、
大まかな誘導方法は知っていたのだが、
さらに、この誘導法の裏にある、理屈というか、
理論をしっかり教えてくれたのは、
ABHの会長、タッド・ジェームス博士だった。
まあ、簡単に説明すれば、
彼の手法は、それまでの、伝統的、権威的でもあり、
エリクソンのように、許容的でもあるのだが、
すべての責任をクライアントに授けていて、
しかも、逆説的で、、、
そして、すばやく、意識と無意識を分離させる。
本には、ベーシックなラインから、退行系の催眠まで、
さまざまなことが記されいていて、
本当に興味がつきない。
日本語には、まだ訳されていないのだが、
少しでも、英語に自信のある方は、
是非、是非、チャレンジしてほしい。。。
そう。
この業界は英語ができれば、
強いのだ!!!(というわたしも、そんな偉そうに言えた柄ではないが。)
『何年も催眠を教えていてわかったことは、私のクラスの後で生徒は、“自分は催眠士としてエキスパートになれる。”という考えるに至るようになることです。しかし、実際は“催眠士”というのは存在しないので、それは不可能です。この“催眠”というツールを扱うものとして、あなたができるすべてのこと、それは、どのようにして、クライアントを通常の起きている状態、あるいは、通常の寝ている状態から、催眠とよばれている一見変わった心の状態に入るためのハードルを越える方法を教えてあげることができるかなのです。あなたが彼らに催眠をかけるのではありません。彼らが自分自身を催眠にかけるのです。これは、わたしたち催眠士が、クライアントに対して何からのパワーをもっている訳ではないという事です。つまり、わたしにできることは何一つないので、あなたには学ぶこともないということです。』 By Dave Elman, 1964